「西郷どん」が面白い


「晴れ」「荒れ」の繰り返しの春の天気、「荒れ」に入った。午後から予報通り降り出した。4月も半ばを過ぎて、野や街なかの木々の新緑がいっそう美しさを増してきた。グラウンドゴルフのホームがランド桜公園の新緑とツツジのエンジっぽい赤の対比が実に美しい。自分が道具小屋の鍵を持っていることも忘れて見とれている間に、皆を待たせてしまった。


クリスマスのときの頂き物のポインセチア2鉢をカミさんが室内から花壇に地植えにした。きょうは、こんな天気だけれど、この時季になると青空に原色の桜公園のツツジや、このポインセチアの赤とかムスカリの青が日差しに似合いの色合いになってきた。そんな気がする。



NHK大河ドラマ西郷どん」、話の展開が雑すぎるといえば言えなくもないが、娯楽としてみれば面白い。学校の日本史の時間では近代史、現代史が疎かにされていて再び勉強しているようでもあり、勧善懲悪の時代劇を見ているようでもある。おとといの第14話は将軍になることから逃げまわって遊んでいる一橋慶喜(後に大政奉還した15代将軍慶喜)の覚醒を描いていた。


13代将軍家定が次期将軍は一橋と明言したことにより、反対派の井伊直助の刺客に命を狙われた一橋は、西郷らを伴い彦根藩邸に乗り込む。直助は慶喜に「紀州藩主・慶福が将軍になったら紀州藩を差し上げる」と提案するが、慶喜は「いつからそんなに偉くなったのだ。つけあがるな!」と激怒。水戸の黄門様の血を引く慶喜、葵の御紋が目に入らぬかといったところだろう。



さらに「お前の言葉には命がこもってない。今の幕府で、この世の泰平が守られていると、本気で信じているのか?この大バカ者!」と一喝。その上で「わかった。俺が将軍になろう。ならなきゃしょうがねぇだろうっ!」と将軍を継ぐ決意をする。かっこいい。鞍馬天狗のおじさんが白馬にまたがって杉作少年を助けに行くシーンになると、劇場の観客が一斉に拍手。子どもの頃のあの感激に通じるところがある。


日本開国の前後を通じて激動の中を生き抜いてきた慶喜が今後ドラマの中でどの程度扱われるか知らないが、その生き様には大変興味のある人物だ。


※ あす18日から25日まで日記はお休みします。(台湾旅行)