縁(えにし)

文字通りの節分、いっきの春が来た感じ。青い空、穏やかなぬくもり。暦どおりに天の配剤だ。プロ野球のキャンプインは1日から、わがグラウンドゴルフは春を待ち構えてきょうシーズンイン。好天に恵まれた初打ちだった。

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氷点下の朝だったが昼間の暖かさでいっきに紅梅も花が開いたふながや公園。きのうはあっちに一輪、こっちに一輪の状態だったのに。


何年か前のNHK朝の連ドラ「だんだん」の主題歌「縁(えにし)の糸」竹内まりや 作詞作曲だ。「袖振り合うも多生の縁と古(いにしえ)からの伝えどおり この世で出逢う人とはすべて見えぬ糸でつながっている・・・・。先週末から今週にかけて色々な会合や行事に参加してこの”縁”について色々と思いが巡った

日曜に開かれたガキ仲間の仲良しグループの新年会は「地縁社会」のつながり。火曜の夜の会社の同期入社者の定例飲み会は「職縁社会」のつながり。火曜の午前の悠学カレッジときょうのグラウンドゴルフは同好の士の集まり「好縁社会」のつながり。土曜日のお伊勢参りは「やむを縁」のつながりだ。


現役時代「職縁社会」にどっぷり浸かっていたが、リタイヤーとともに第2の人生をエンジョイするために「好縁社会」とのつながりに軸足が移った。それと並行して「やむを縁」にも軸足を運ぶようになった。「やむを縁」とは自分なりに解釈するとこうだ。


今住んでいる新興住宅地では、よそ者の集まりであり、プライバシーのことがうるさい。高齢化が進むに連れて公的な介護などとは別に日常の些細なことでも互いに助け合えば不自由が解消するというケースが多々ある。それには平生の付き合いだ。当初は”やむをえず”の積もりでも入っても、あとは本人の気の持ち方で「好縁社会」にもなるし「やむを縁」にもなる”縁”の場がある。他人から言われて「入らされる」という気持ちをもっていたら「やむを縁」になるだろう。「入ってやろう」という気持をもっていたら「好縁社会」の一員になるだろう。